丸尾弁護士の駄文集

自己紹介

 縁もゆかりもしがらみも、全く何の予備知識もないまま来道来札したことが私の強みでもあり弱みでもありますが、今後とも様々な出会いを大切にしたいと思います。(平成13年版札幌弁護士会事典より)

 

法律事務所は探偵事務所?

 ドラマでは弁護士が探偵まがいの活躍をしていますが、刑事事件であれ民事事件であれ現実的にはほとんどそれはあり得ません。もちろん裁判で勝つためには証拠が必要です。それもできるだけ客観的なものが。夜間ホテルに入っていく浮気の証拠写真などが典型的なものですが、証拠集めは依頼者と弁護士の二人三脚で行う行為であり、弁護士会経由での照会制度や職務上であれば戸籍謄本・住民票の取得も可能ですが、事案によっては別途興信所に依頼して調査してもらったり、筆跡やDNAの鑑定をしてもらうこともあります。

 法律論は弁護士にお任せでかまいませんが、事実の立証は1番それを良く知っている当事者である貴方の力量が試されます。いくら正しい法律の理屈があってもそれを当てはめる事実が認められなければ何にもならないのですから。

 

落語「死神」

 明治時代に外国の民話を元に作られたという落語に「死神」というのがあります。死神との約束を破った男が洞穴に連れてこられ、あたり一面のろうそくの中、今にも消えそうな1本がお前の命だといわれ、命乞いをして何とか新しいもう1本のろうそくをもらい、これに火が付けばお前の命も助かるといわれます。

 この落語のもともとのオチは「あー、火が消える、消える、消えた」ばたんきゅーという仕草で終わるものです。しかし、消えたのならもう死んでるはずで消えたと話せるはずがないとかケチをつけるご仁がいたようで、その後様々な改作が模索されています。

 人間国宝柳家小三治は風邪気味という前ふりをした上で、せっかく付けた火を自ら「はっくしょーん」と消してしまいます。

 ガッテンの立川志の輔は火がついて逃げ出した男に対し、死神が「外は明るいからもったいないぞ」と声をかけ、ああそうかと自ら「ふーっ」と吹き消してしまいます。

 志の輔の弟弟子の立川志らくは死神から「今日はお前が生まれ変わった誕生日だ。ハッピバースデイツーユー」と声をかけられ思わず「ありがとう。ふーっ」と自ら吹き消してしまいます。

 この二人の師匠であり小三治と兄弟弟子であった立川談志にいたっては、せっかく付いた火を死神が気まぐれないじわるで「やっぱやーめた」と吹き消してしまいます。

 ここから導かれる教えは2つ。まずは江戸明治から続く落語という世界においても日々新たな革新の努力が重ねられているということ、もう1つは小三治と談志の師匠が落語界初の人間国宝であった柳家小さんであり、優れた指導者の下には優れたユニークな後進が集まってくるということです。

 

山本五十六

 海軍大将山本五十六の格言に「やってみせ、言ってきかせて、させてみて、ほめてやらねば、ひとは動かじ」というのがありますね。新人を迎える職場で耳にしたりする言葉ですが、これだけでは手取り足取り赤ちゃん扱いのようですが、実はこれには続きがあります。

 「任せてやらねば、人は育たず」「信頼せねば 人は実らず」こっちの方がや元帥がホントに言いたかったことなんでしょうね。

 

おやじギャク?

 実は北海道や札幌市はおやじギャクが大好きみたいです。まず間違いありません。例えば体を鍛える「きたえーる」、みんなで音楽を聴きに「キタラ」、人が集まりつどう「つどーむ」などなど。

 そこでここに私の渾身の自信作をお披露目したいと思います。(既に落選済みですけど)感動を生む札幌ドームは「カンドーム」、新しい札幌のチンチン電車は「ポロチン」。何が気に入らなかったのか妙な想像をしたのか、結果は札幌ドームは「HIROBA(広場)」に、チンチン電車は「ポラリス」になりましたとさ。まあ、「ポ」だけ一致したので良しとしますか。

 品を欠くことのないよう自省いたしました。

 

落語もどき

 ライオンズクラブの例会で落語もどきを一席お付き合いいただきました。せっかくのネタなのでここにのっけておきます。

 笑抱亭小丸(しょうほうていこまる)は、あたくしの芸名です。法律家として大法廷は恐れ多いので「しょうほうてい」、マルオをもじって「オマル」ではちと汚いのでとりあえず「コマル」と呼んでおきました。

  LNというのはレディースナイトの略。奥様に日頃の感謝を込めての同伴例会です。

 

 

L N 落 語 も ど き

笑抱亭小丸

 ♪前座の上り

 

1 本日のLNにたくさんのお運びありがとうございます。これもひとえに島口会長の人格・人望・人徳のなせるわざかと思います。「会長はエライ!」。あたくしも一生ついていく所存でございます。とまあ、これだけヨイショしておけば、いずれ3回目の会長もこころよくお引き受けいただけるものではないかと期待しておる今日この頃ですが。そんな冗談とホンネはさておきまして、本日のLNは誰が決めたのか「和のこころ」ということですので、和の話芸ということで落語もどきを一席おつきあい願います。

 

2 と申しましても、正直素人の落語は笑えません。あくまでも会員スピーチのつもりで落語風漫談をお楽しみいただければと思います。あと、落語のサゲは基本的に考えオチですので頭の不自由な方・おバカには分かりません。分からなくても見栄をはって笑いましょう。最近の研究ですと笑いは免疫力を高め健康にもよろしいようです。

 

 落語は本来生粋の江戸弁ですので、「ひ」が「し」に「さ」が「しゃ」になったりします。サーモンのことを「しゃけ」というのもここから来てるのかもしれません。よく物事がダメになることを「オシャカになる」といいますが、もともとは鋳物業界で使われていた言葉です。鋳物は金属を火で溶かして作りますが、火が強すぎると失敗してしまいます。「火が強かった」「しがつよかった」「四月八日だ」は花祭りでお釈迦様。とこういうぐあいです。

 

  あたくしはニシン漬けの食べられない東京生まれですけど残念ながら下町育ちではないので江戸弁ではなく標準語でのお話しをカンベン願います。

 

3 今日、家を出るときに「レディースナイト行ってくるわ」とカミさんに話しましたら、ひとこと「あなた気を付けてね」と心配されました。てっきり飲み過ぎか、仮装や余興の滑り過ぎを注意されたのかと思ったんですが違いました。皆さんも気を付けた方がいいですよ。ライオンズにどっぷりつかっていると世間の常識からちょっと離れます。「レディス」の「ナイト」。どうやら女暴走族の夜の集会に顔出すのかと思ったみたいですな。

 

2 本日はご夫婦での出席が3組とちとさびしいですが、うちのカミさんも来てませんので文句は言えませんというか、来てたらこんなことしてませんな。まあ何はともあれご夫婦お二人仲良いことはけっこうなことです。

 

  私の好きな小ばなしにこんなのがあります。

 

 「あんた何であんなのと一緒になったんだい。たいして稼ぎもないし男前でもないだろう」

 

 「だって、寒かったんだもん」

 

 何とも粋な18禁の小ばなしですな。

 

3 それが月日が経ちますとこうなります。

 

  「聞いて下さいよ。うちの人ったら毎晩ビール持って来いってひどいんですよ」

 

  「どれくらいの量です」

 

  「1本なんですけどね」

 

  「それくらい許してあげなさいよ」

 

  「でもそれで殴るんです」

 

4 逆のパターンもごさいますな。

 

 「あなたお帰りなさい。遅かったわね。今救急車呼んだところよ」

 

 「何かあったのかい」

 

 「これからよ」

 

 いやこれはこわい。女子プロレスラーのカミさんだと命がない。

 

6 「いやもうカミさんには何やってもかなわなくてよ。口はもちろん、ゲームもクイズも大食いもみんなだめ。何か勝てるもんないかな」

 

  「いっそのことションベンの飛ばしっこはどうだ」

 

  そりゃいいやってんでカミさんに話すと、負けず嫌いのカミさん

 

「いいわよやりましょ」「まず私からよ。あの壁ね」ってんで、しゃー。

 

「なかなかやるなあ。よしじゃあ俺の番だ」

 

そこでカミさん一言「手を使っちゃだめよ」

 

こりゃ朝一でも勝てませんな。

 

7 ちょっと話がシモの方へいっちまいましたんでここらでお酒の話をいたしましょうか。酒は百薬の長とも命を削るカンナとも申します。笑い上戸泣き上戸怒り上戸、からみ上戸にくどき上戸、中にはニワトリ上戸なんてのもあるようで。「おっとっとっととととと、もうけっこう」。飲めない方なら左官上戸。「いえいえもう」「いやいやもう」回り中バリアを張ってたりいたします。

 

昔の中国で初めて酒を造った人が皇帝にこれを献上したところ、「これは美味すぎる。国を乱すから、今後作ってはならん」と命ぜられたとか。同じような話が日本にもあります。

 

  酒に酔って士同士がけんかになって刃傷沙汰。切られた方は亡くなり、切った方も切腹。心痛めた殿様が「藩内では今後飲酒はまかりならん。」とのお達し。しかしどこにも酒好きがいるもので酒屋に隠してもってこさせます。そこで番屋で検問をすることに。

 

  「お茶受けのカステラのお届けです」「うむ通れ」「どっこいしょ」「待て中をあらためる」「何だこのとっくりは」「いえあの水カステラにございます」「バカをいえ。役目であるから中身をあらためる」「酒か?いやカステラか?」と全部飲んじまって、「この偽りものめ!」と追い返される。

 

  やっぱり重いもんじゃなけだめだってんで「あんどんの油のお届けです」「中をあらためる」「確かに油どっくりだな」「役目であるから中身をあらためる」「酒か?いや油か?」とやっぱり全部飲んじまって、「この偽りものめ!」と追い返される。

 

  2升もただ酒飲まれてくやしい酒屋、「よし、今度はおいらが行ってくる」「だめだめまた飲まれたら3升だぞ」「いや、おいらが持ってくのは酒じゃねえ。小便だ。」そりゃおもしれえってんで若い衆みんなでよってたかって、「じょぼじょぼ・シャー・じょー」まだ足りないので番頭さんも。「番頭さんちょろちょろ時間かかりますねえ。前立腺だったら西村先生のとこ行った方がいいですよ」と大騒ぎ。それでも足りずお女中を呼びます。「何?小さくて入らない?はいはい。おい、誰かじょうご持っといで」とお店のじょうごを使って1升かき集めた。

 

  「小便のお届けです」「なんじゃ」「ですから小便のお届けですけど」「いうに事欠いて小便だと。何用じゃ」「植木の肥やしです」「待て中をあらためる」「ほう、今回は燗をつけてあるのう。ちと目に染みるわい」「だいぶ揺らしたと見えて泡立っておるな」「役目であるから中身をあらためる」「ぶー、こりゃ小便ではないか」「ですから小便だと申しました」「うーん、この正直者め」

 

 「禁酒番屋」というお話です。

 

8 またシモネタにいってしまいましたので、もう少しきれいなお話を。

 

  酒飲みの親父と息子、男と男の約束と禁酒を誓いましたが、息子を使いにやらせてる間に親父は内緒でのんだくれ。息子が帰ってくるころにはもう目も定まりません。ところが帰った息子もやっぱりふらふら。聞けば酒を勧められて「男と男の約束」と断ったが、「えらい!褒美にまずは1杯」「あこりゃどうも」とやっぱりのんだくれ。

 

 「お前みたいに顔が二つも三つもあるキングギドラみたいなお化けにはこの家は譲らん」

 

 「あたしだって、こんなぐるぐる回って気持ち悪いマジックハウスみたいな家はいらないよ」

 

 「親子酒」というお話です。

 

9 旦那のお付き合いにつれていった下男がお酒を一度に5升飲めるかどうか主人同士の賭けになります。ただ酒が飲めて小遣いももらえると喜んでいましたが、負けたら主人が相手にごちそうすると聞いて「ちいとばかし考えさせてくんろ」と表へ。「おじけづきましたかな。まあ用意しときましょう」と相撲取りが飲むような1升入りの杯を取り出します。しばらくして戻ってくると「よっしゃ、飲むべえ」

 

  ぐいぐいと息もつかずにまず1杯。「おまえさん、大学生の新人コンパじゃないんだからイッキなんかしないでいいよ」そんなら味わうべえ「うめーうめー」とヤギヒツジ上戸で2杯目。だんだん陽気になってきて、「おら田舎もんだども、都都逸くらいは知ってるだよ。お酒飲む人花ならつぼみ今日もさけさけ明日もさけ」と3杯目。さすがにふらふらしだして、「おら、こぼさねえだよ、こぼさねえけんども、こぼしたらおら畳ごと飲むべえ」と4杯目。そしていよいよ最後の1杯。無口になって目もすわって肩で息をしています。さすがに無理かと思いきや、ぐびぐびずずずーと「5杯飲んだだあ!」

 

 「いやこりゃおどろいた。さあ約束のお小遣だとっとくれ」「そんなに飲めてうらやましいね。あたしも年で飲みたくても飲めやしない。そうださっき表に出てったろ。何かいい薬でも買ってきたのかい。種明かししておくれ」

 

 「うんにゃ、おら今まで一度に5升も飲んだことなかったで、試しに表の酒屋で5升飲んできただよ」

 

 「試し酒」というお話。

 

10 そして最後に名作、「芝浜」のラストシーン。

 

   腕はいいが酒好きの魚屋勝五郎。仕事もサボってもう釜の蓋も開かない。「あんた仕事行ってよ」カミさんに起こされてしぶしぶ芝の魚河岸へ。ところが久しぶりでカミさんも一刻時間を間違えた。仕方ないので芝の浜で一服していると何やら海に漂うヒモが。手繰ってみるとずっしり重い革財布。「おっかあ」「おっかあ、おいあけろ」急いで帰って数えてみると中には何と40と2両。これで遊んで暮らせると朝から酒飲んで友だち呼んでどんちゃん騒ぎ。あくる朝目が覚めるとカミさんは「そんなものは知らないよ。夢でもみたんじゃないかい」。ほとほと自分に愛想が尽きた勝五郎、酒をぴたりと止めて仕事に励んだ。「先々の時計となれや小商人」もとより腕はいいだけにお得意も戻り、3年後にはボテフリから小さいながらも店をかまえるまでに。そんな大晦日、カミさんから「話があるの。ぶつなり蹴るなりしてもいいから、最後までまず聞いておくれ」「おう。おだやかじゃねえな。へそくりでもして帯かかんざしでも買ったか」カミさんが取り出したのはあの革財布。「これに見覚えないかい。あれ夢じゃなかったんだよ」「てっ、てめえ、俺をだましたのか」「最後まで聞く約束だよ。だって、どうしていいか分からなくて大家さんに相談したんだよ。そしたら『10両盗めば首が飛ぶ、これを使っちまったら勝五郎も命はねえ。悪いこといわないからすぐにお上に届けて後は夢だったことにしちまいな』って」。「でもあんたが好きな酒を一滴も飲まずに真面目に働いてるの見て、申し訳なくてホントのことをいつ言おうか、でもまた昔のあんたに戻っちまったらって」「でも持ち主が現れないとこないだお上から財布が下げられて、お店も持ってあんたももう大丈夫って思ったから今話したんだよ。さあ、ぶつなり蹴るなり好きにしておくれ」「おっかあ、おりゃ感謝するぜ。おめえは命の恩人だ」「じゃあ許してくれるのかい」「許すも何もあるかい。おりゃ、朝晩拝みてえくれえだ」「何言ってんだい毎晩上から下まで拝んでるくせに」「なにバカいってんだ」「実はねいいお酒買っておいたの。久しぶりに一杯やらないかい」「え、いいのかい」カミさんから酒をついでもらいます。「いや、こんな色してこんな香りしてやがったんだなあ。お久しぶりでござんす」クッと飲もうとして動きが停まる。

 

  「あたしのお酌じゃおいしく飲めないかい」

 

  「いや、止めとこう。また夢になるといけねえ」

 

  この最後の一言をいうためにあるお話ですね。

 

11 とお酒落語のうんちくを語ってまいりましたが、ホントの最後に落語豆知識で一つくらいためになって帰ってください。

 

   芝浜でカミさんが寺の鐘を一刻聞き間違えてしまいましたが、江戸時代の庶民は時計なんぞ持っていません。時間は芝の増上寺、上野の寛永寺、浅草の浅草寺の鐘で判断していました。

 

   誰でも知ってる落語に「時そば」があります。当時のそばは二八そばと呼ばれてました2×8の16文だからでしょうか。流しのそば売りはまた夜鷹そばともいわれてました。夜鷹とは当時のたちんぼ、最下級の売春婦でお相手いただくお値段は24文だったといいます。昔の川柳に「客2つ取って夜鷹は3つ食い」というのがあります。どちらも48文ということですね。

 

さて、お話しの中身はというと、やたらそば屋を褒めちぎってトンずらするのかおもったらちゃんと16文払って帰る客。でも16文の勘定の途中で時を聞く。「ひーふーみーよーいつむーななやー、今なんどきで『へえここのつです』とお、、、」と。

 

これを見ていた男俺もやってみようと次の夜を待ち構えてさっそくそば屋へ。まずいそばを手繰って、いざお勘定。「ひーふーみーよーいつむーななやー」今なんどきで『へえよつです』いつむーななやー、、、」とかえって損しちまったというお話。

 

さて、不思議なのはいくらなんでも9時と4時を間違えるかという疑問。実は江戸時代の時刻表示は二種類あって一つは「子丑寅卯」の十二支よるもの。怪談で「草木も眠る丑三つ時」、果たし状で「明日子の刻河原にて待つ」といったあれです。しかし普通に使ってたのはもう一つの午前午後の12時が9つから始まって8・7・6・5・4そしてまた9つに戻るという数え方です。つまり9つは夜なら12時ころ、4つは午後10時ころというわけです。失敗した男は夜早いうちにそば屋に行ってしまった訳です。ガテンが行きましたでしょうか。

 

12 話は尽きませんがお時間のようです。ではこの辺でおあとがよろしいようで。

 

 

 

てけてん

 

特許権と著作権にちなんで

 特許権の始まりは設定登録のときからと客観的に明確ですが、著作権の場合はそうはいきません。創作と同時に権利が発生するとされていますが、その証明は簡単ではないからです。

 そこで私が昔創作したある不謹慎なクイズを権利保全のためここに記録しておきたいと思います。

 「ある敬虔な仏教徒の女性が、あろうことかある晩イエス・キリストとベッドをともにする夢をみてしまいました。するとその女性は翌日から生まれ変わったかのように熱心なクリスチャンになるかと思いきや、なんとバリバリの共産党員になってしまいました。なぜでしょう?」これが問題です。

    答えは直接私に聞いて下さい。